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Highlights

ハイライト pp2 - 4

doi:10.1038/ndigest.2007.070602


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Authors

マイクロ流体工学で、液体中の微小質量測定の分解能を飛躍的に向上させる p5

Making the paper: Scott Manalis

doi:10.1038/ndigest.2007.070605 Original source: Nature xv-xv (2007); doi:10.1038/7139xva

マサチューセッツ工科大学(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)のScott Manalisのグループは、以前から、生体分子を非常に高い感度で測定する装置の開発に興味をもっていた。けれども彼らは、蛍光物質や放射性物質で試料を標識する手法は利用したくなかった。こうした手法では、いくつもの段階を経て試料を調製しなければならず、比較的多量の試料を必要とするからである。「我々は、試料を標識することなく、蛍光標識に匹敵する感度をもつ検出法を開発したかった」とManalisはいう。分子を検出する方法の1つに、その質量を検出する方法がある。それでは、極めて小さな物体の質量を、どのようにして測定すればよいのだろうか?


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Special 20th Anniversary Features

Natureとともに20年 p7

ディビッド スウィンバンクス

doi:10.1038/ndigest.2007.070607

1987 年、マクミラン出版社(MacmillanPublishers Ltd.本社・ロンドン)の日本法人として出発したネイチャー・ジャパン株式会社(2006 年、商号をNPG ネイチャーアジア・パシフィックに改称)は、今年をもって設立20 周年を迎えました。これを記念し、Nature Digest 6月号はページ数を通常号の2倍に増量させた特別編集でお届けいたします。


創刊138 年、Natureの輝ける軌跡 pp8 - 11無料公開記事

冬野 いち子

doi:10.1038/ndigest.2007.070608

1869年に創刊されて以来、科学雑誌Natureは時代に合った科学情報や発見を世界に伝えるため、その姿を常に変ぼうさせてきた。現編集長フィリップ・キャンベルとともに、この138年間を振り返りながら、今後のNatureのあるべき姿を考える。


日本からアジア・パシフィックへ pp12 - 15

ディビッド スウィンバンクス

doi:10.1038/ndigest.2007.070612

今から20年前、Nature東京特派員の若きスコットランド人を中心にたった3名のスタッフで立ち上げられたネイチャー・ジャパン株式会社。今では、50名の社員を抱えるまでになり、出版事業のターゲットは日本のみならず、アジア・パシフィック地域全体に広がった。その間、Nature誌自体もその主力を印刷版から電子版へと移し、大きく変ぼうを遂げた。ディビッド・スウィンバンクスが設立からこれまでを回想する。


新事業へのチャレンジ pp16 - 17

オリバー グレイドン, アイリン チュン, ニック キャンベル & 大西 進

doi:10.1038/ndigest.2007.070616

2006年以降、NPG ネイチャー アジア・パシフィックでは科学技術の進展に合わせ、新しい出版事業に精力的に取り組んでいる。その中から主なものを紹介する。


この20年の科学、その偉大なる発展を振り返る Part 1 — 物理科学分野 pp18 - 22

竹内 薫

doi:10.1038/ndigest.2007.070618

この20年は、科学にとっていったいどんな年月だったのか。最も偉大な発見や研究について、その軌跡を追ってみよう。Part 1では、宇宙・地球・物理・化学・テクノロジーなど物理科学分野の発展を、科学作家としてテレビや出版界で活躍中の竹内薫氏が概観する。


この20年の科学、その偉大なる発展を振り返る Part 2 — 生物科学分野 pp24 - 28

水谷 治央

doi:10.1038/ndigest.2007.070624

「21世紀は生物学の時代」といわれて久しいが、この20年間はゲノム科学を中心に、まさにその序盤戦ともいうべき数々の偉大な発見があった。Part 2では、遺伝子・進化・免疫・脳・薬学・医学など生物科学分野の発展を、生理学研究者として知の統合化をめざしている、水谷治央氏が概観する。


21世紀に科学の向かうところ — 野依 良治 pp29 - 31

冬野 いち子

doi:10.1038/ndigest.2007.070629

この20年間の科学技術の躍進は研究の高度化・複雑化をもたらしたが、科学の本質を見極める力はますます重要になってきた。一方、アジアの台頭が価値の多様化を生み、成熟した社会は科学の文化的素養を必要としている。2001年度ノーベル化学賞受賞者で理化学研究所理事長の野依良治博士に、科学と科学者のあり方について、冬野いち子が話を聞いた。


ネットワークを生かした研究推進をめざして pp33 - 35

ディビッド スウィンバンクス

doi:10.1038/ndigest.2007.070633

近年のアジア・パシフィック地域における科学研究の進展にはめざましいものがあるが、それに対する世界的な認知度はなお低いままである。この問題を解決するにはどうしたらよいのか、ディビッド・スウィンバンクスが提案する。


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Editorial

南アフリカのエイズ抑制計画 p37

South Africa's AIDS plan

doi:10.1038/ndigest.2007.070637 Original source: Nature 1-1 (2007); doi:10.1038/447001a

エイズ蔓延による国内の危機的状況の解決に向けて、南アフリカ政府がようやく長期戦略計画を打ち出した。


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news@nature.com

果物vsビタミンC剤 p38

Matt Kaplan

doi:10.1038/ndigest.2007.070638

ビタミンCだけでは体を守れないことが実験から明らかになった。


モーツァルトを聴いても頭はよくならない p39

Alison Abbott

doi:10.1038/ndigest.2007.070639

ドイツ政府が「モーツァルト効果」の神話に取り組むことを決意した。


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Business

医薬品管理をめぐる中国の深刻な問題 pp40 - 41

China's deadly drug problem

David Cyranoski

doi:10.1038/ndigest.2007.070640 Original source: Nature 598-599 (2007); doi:10.1038/446598a

中国の医薬品安全管理当局のトップが、収賄の疑いで取り調べられている。はたして中国の成長著しい製薬産業にどう影響するのか、David Cyranoskiが報告する。


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News Features

透明マントの使い道 pp42 - 44無料公開記事

Materials science: Unexpected tricks of the light

Katharine Sanderson

doi:10.1038/ndigest.2007.070642 Original source: Nature 364-365 (2007); doi:10.1038/446364a

昨年、身につけた人の姿が見えなくなる「透明マント」を作れるかもしれないというニュースが報じられた。確かに透明マントは好奇心をそそられる話だが、その材料となる「メタ物質」が実際に応用されるのは、もっと地味な分野になりそうだ。Katharine Sanderson記者が報告する


ゴアの軍隊 pp45 - 47

Climate Change 2007: Al's Army

Amanda Haag

doi:10.1038/ndigest.2007.070645 Original source: Nature 723-724 (2007); doi:10.1038/446723a

地球温暖化の危機を訴えるアル・ゴア前米副大統領のメッセージを広めるため、多くの一般市民が行動を開始している。Amanda Haag記者がゴアの「歩兵」たちに会った。


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Japan News Feature

夢の新素材、カーボンナノチューブの実用化研究が加速 pp48 - 52

北原 逸美

doi:10.1038/ndigest.2007.070648

飯島澄男博士によるカーボンナノチューブの発見から16年。本号の竹内薫氏の記事(p.21)にもあるように、その特性の多様さは多くの研究者の興味を引きつけ、世界中で基礎および応用研究が精力的に行われてきた。現在のところ、まだ商品化はされていないが、ここ数年で量産化への見通しがある程度立ったことから、実用化への進展が速まりそうだ。


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Snapshot

天にも昇る心地 p53

Snapshot: Over the Moon

Alison Abbot

doi:10.1038/ndigest.2007.070653 Original source: Nature 595-595 (2007); doi:10.1038/446595a

ガリレオは美術の教育も受けていたが、その心は現代の科学者とまったく同じであった。彼は新しい技術にすぐに飛びつき、同業者に先を越されることを極端に恐れていた。


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News and Views

脳内の掃除屋 pp54 - 55

Neuroscience: The brain's garbage men

Helmut Kettenmann

doi:10.1038/ndigest.2007.070654 Original source: Nature 987-989 (2007); doi:10.1038/nature05713

ミクログリア細胞は脳内の免疫を担っており、疾患や損傷によって活性化する。これらの細胞にスイッチが入って、損傷した細胞や細胞の残骸を除去するようになる仕組みが、新たな知見によってわかってきた。


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Japanese Author

糖尿病発症のかぎを握るアディポネクチンの受容体機能を解明! (門脇 孝) pp56 - 57

西村 尚子

doi:10.1038/ndigest.2007.070656

食生活の欧米化が進むなか、日本の糖尿病患者・予備群合わせた数は、1620万人にも達するといわれる。患者の多くは、肥満や遺伝的な素因が複雑に関与する2型糖尿病。門脇孝教授は、東京大学大学院医学研究科糖尿病・代謝内科において臨床に携わる一方で、肥満と糖尿病発症の関連についての研究を進めている。今回、そのかぎを握るアディポネクチンの受容体だと思われる2種のタンパク質を同定し、それらが確かに機能していることを明らかにした。この成果はNature Medicine2007年3月号で発表された。


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In English, Nature

鳥の翼の風洞実験で明らかになった飛行の極意 pp58 - 60

Heidi Ledford

doi:10.1038/ndigest.2007.070658

昔から、空を飛びたいと願う人は常に鳥に目を向けてきました。レオナルド・ダビンチもそのひとりで、鳥の翼や飛行のメカニズムの研究の記録が残されています。しかし現在でもなお、鳥の翼を使った実験データが、戦闘機などの最先端技術に応用されています。今回は、鳥の中でもいちばんの飛行の達人ともいえる、アマツバメの翼を使った実験について読んでみましょう。


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