Nature Digest - Table of contents: June 2006, Volume 3 No 6
Editorial
チェルノブイリに学ぶ - pp4 - 5
Learning from Chernobyl
doi:10.1038/ndigest.2006.060604
Original source:
Nature 969-970
(2006); doi:10.1038/440969a
原子力発電の名を傷つけたチェルノブイリ原発事故の記憶が薄らぎつつある中で、原子力発電技術に対する世間の支持を再び取り戻す時期がやってきた。
news@nature.com
ハリケーンが引き起こす津波の脅威 - p6
Hurricanes could cause tsunami threat
Philip Ball
doi:10.1038/ndigest.2006.060606
Original source:
Nature -
(2006); doi:10.1038/news060417-6
ハリケーンによる海底堆積物の移動を引き金に、海底地すべりが起こりうる。
手強い値切り魔もランジェリーでイチコロ - p7
Lingerie makes hagglers happy-go-lucky
Michael Hopkin
doi:10.1038/ndigest.2006.060607
Original source:
Nature -
(2006); doi:10.1038/news060417-1
セクシーな写真やレースの下着を見ると、男は利益に執着しなくなる。
News Features
核のゴミ捨て場の作り方 - pp8 - 11
Nuclear waste: Chernobyl and the future: Forward planning
Geoff Brumfiel
doi:10.1038/ndigest.2006.060608
Original source:
Nature 987-989
(2006); doi:10.1038/440987a
世界の原子力発電の将来は、各地域の政治状況に左右されることになるのかもしれない。Geoff Brumfiel が報告する。
ホヤと「わたし」と免疫学の物語 - pp12 - 15
Cell biology: The story of i
Claire Ainsworth
doi:10.1038/ndigest.2006.060612
Original source:
Nature 730-733
(2006); doi:10.1038/440730a
多細胞生物は、互いに競争する細胞集団の戦いの場である。「個」について考える視線が、免疫学やがんの生物学の知見をいかに充実させてきたか。Claire insworth が報告する。
地球深部の謎を解く - pp16 - 19
Geophysics: Magical mantle tour
David Cyranoski
doi:10.1038/ndigest.2006.060616
Original source:
Nature 1108-1110
(2006); doi:10.1038/4401108a
日本人研究者が最近発見した結晶構造は、地球の奥深くで起こっているさまざまな現象を説明するとみられる。地球物理学者たちは、この結晶構造をさらによく理解しようと必死だ。David Cyranoski が取材した。
Business
新薬開発の促進策が生んだ第0 相試験の是非 - pp20 - 21
Drive for drugs leads to baby clinical trials
Meredith Wadman
doi:10.1038/ndigest.2006.060620
Original source:
Nature 406-407
(2006); doi:10.1038/440406a
米国は、新薬開発の初期段階における規制を緩和する方向に動いている。だがそこには安全性に関する懸念がある。
News and Views
脳の成長とIQ の意外な関係 - pp22 - 23
Cognitive science: Brain development and IQ
Richard Passingham
doi:10.1038/ndigest.2006.060622
Original source:
Nature 619-620
(2006); doi:10.1038/440619b
ヒトの知能が遺伝子によってある程度決まるならば、脳の成長とIQ の間にはどんな関係があるのだろうか。この疑問に答えるべく、脳の外層である皮質のサイズ測定が行われ、思いがけない結果が得られた。
Japanese Author
遺伝子ネットワークを手がかりに体内時計のシステムを探る(上田 泰己) - pp24 - 25
小島 あゆみ
doi:10.1038/ndigest.2006.060624
理化学研究所の上田泰己博士は、体温や血圧、睡眠、ホルモン分泌のリズム、精神状態などに大きく影響を与える体内時計を研究している。今回、世界で初めて哺乳類の時計遺伝子16 個のネットワークの構造を明らかにし、朝方に働く遺伝子のオン・オフがマウスに正常に作動しないと、体内時計の周期リズムが崩れてしまうことを突き止めた。
In English, Nature
試される医薬品臨床試験 - pp26 - 27
Drugs tests on trial
doi:10.1038/ndigest.2006.060626
Original source:
Nature 970-970
(2006); doi:10.1038/440970a
今回は、Nature の顔というべき論説記事をとりあげました。社説的雰囲気はうすいながらも、社会性の高い文章になっていますので、これまでの科学記事とのギャップを味わってみてください。
Nature Gallery
木星の2 つ目の赤斑をハッブル宇宙望遠鏡が撮影 - p28
doi:10.1038/ndigest.2006.060628
木星に出現している2 つ目の赤斑のこれまでで最も詳細な画像が、米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡を使って撮影された。新しい赤斑の直径は、以前からあった大赤斑のおよそ半分で、一部の天文学者は「小赤斑」とよぶ。小赤斑の出現は、木星の大気に大きな気候変動が起こっている可能性のあることと関係しているのかもしれない。
